飛行機の座席
快適な機内ライフを!飛行機の機内のすごし方とおすすめの座席

飛行機の座席はどこが良い?おすすめは? 座席表が見たい?

座席によるメリット・デメリットを比較! 座席表のご案内

快適な機内ライフに大きな影響を与えるのが座席の位置。前か後ろか? 窓側か通路側か? 非常口の席やトイレに近い席、座席と言ってもいろいろとあります。ではどの席が一番良いか? 正直に言ってしまえば『その人の好みによる』が正解。どの席にも一長一短があるからです。

そこでこのページでは、座席の場所によるメリット&デメリットを比較しやすいようリスト化してご紹介しますので、ご自身に合う席はどこなのか?の参考にしてもらえればと思います。

主要航空会社の座席表もご紹介します。

目次

窓側の座席と通路側の座席

飛行機の座席について最も話題に上がるのが、『窓側の席か? 通路側の席か?』 という、どちらがおすすめか? という話題。下記にそれぞれのメリット&デメリットで比較してみます。


窓側の座席  英語:Window Seat

  • 窓側のメリット
  • 外の景色が見えるので気分転換になる。路線によっては絶景が見られることもあり。
  • 隣の席の人に起こされる心配がない。
  • 壁にもたれて眠ることが出来る。
  • 窓側のデメリット
  • 席を立ちたい時、隣の人に声を掛けないといけないのでタイミングに気を使う。
  • 他の座席と比較して少し寒い。
  • 頭上の荷物の出し入れが面倒。
非常口座席

通路側の座席  英語:Aisle Seat

  • 通路側のメリット
  • 隣の人に気を使わず席を立てるので、飲み物を何度でも取りに行きやすく、トイレにも行きやすい。
  • 体が大きな人の場合、窓側と比較して窮屈感が少ない。
  • 頭上の荷物の出し入れがしやすい。
  • 通路側のデメリット
  • 窓側の人が席を立つ際に自分も席を立たなくてはいけない。または、寝ている最中に起こされる可能性がある。
  • 足元に荷物を置きにくいことが多々ある。

一般的には、飛行機に乗り慣れた人ほど「通路側」を選ぶことが多いのも事実。ただ、筆者の場合は、初めて乗る路線の場合は窓側を取ることが多々あります。理由は外の写真を撮りたいから。とは言え、何度か乗っている路線の場合はやっぱり通路側が好みです。

飛行機の前方の座席と後方の座席

飛行機の前方と後方ではどちらが快適か? ですが、主翼に付いているジェットエンジンよりも前方の座席が断然静かなので快適です。理由は、ジェットエンジン後方からジェット噴射させるため、後方の騒音が大きいため。しかしながら、前方はファーストクラスやビジネスクラスであり、中間から後方がエコノミークラスであるため、エコノミーの場合は下記を参考にご自身に合った座席を選ぶと良いと思います。


前方の座席  英語:forward seating

  • 前方のメリット
  • 後方に比べてエンジン音が静か。また、ファーストクラスやビジネスクラスであるため座席数が少なく、人が少ないため静かで落ち着いた時間が流れている。
  • 人が少ないためトイレが混まない。
  • 目的地に到着した際に一番早く飛行機を降りることが出来るため、入国審査の列にも早く並べて待ち時間が少なくなる。
  • 後方と比較して揺れが少ない。
  • 前方のデメリット
  • 料金が高い。

中間(主翼部分)の座席  英語:middle seating

  • 中間のメリット
  • 機内で最も揺れが少ないため、乗り心地が良い。
  • 中間のデメリット
  • 主翼にエンジンが付いているためエンジン音が最もうるさい。
  • 主翼の上だと窓側であっても下の景色は当然見えない。

後方の座席  英語:rear seating

  • 後方のメリット
  • エコノミーの場合は最後方から搭乗となり早く飛行機に乗れるため、頭上の荷物入れのスペースを確保しやすい。
  • 座席は前方から決まっていくため、後方は比較的混みにくく、隣の座席が空席である確率が前方より高い(特に後方の中央)。ただし満席の場合は確率0だが…
  • 窓側で最後尾に近いほど、主翼が邪魔にならず外の景色が良く見える(写真を目的に座席指定する方は最後尾窓側を指定する人が多い)。
  • 後方のデメリット
  • 目的地に到着して飛行機を降りるのが一番最後になり、降りるのに時間がかかる。そのため入国審査の列も後方となり待ち時間が長くなる。
  • エンジン音がうるさい。
  • 最後尾に近いほど揺れが大きいため快適性に欠ける。

主翼のエンジン部分が最も騒音が大きいため、エコノミークラスの場合は出来るだけエンジンから離れた後方が若干エンジン音は静かですが、最後尾はトイレやギャレー(食事やドリンクを準備する場所)があるため人通りが多く、うるさいことがあります。

エコノミークラスの長距離路線の場合で個人的におすすめなのは、後方窓側で2席の配置の座席でなるべく後方、かつ最後尾よりも数列手前の席です。主翼のエンジンから離れており最後尾からも少しは離れているので騒音が少な目。何より一番のメリットは窓と座席の間に若干スペースがあるため圧迫感が少なく、手荷物を置くスペースが若干広いので非常に便利です。2席だけなので席を立つ際も1席またげば良いので、2席またぐことを考えたら気分的にも結構楽です。2人組なら気を使う必要もないのでとても気楽です。ただし、乗継がある人で乗り継ぎ時間が少ない人にはおすすめしません。

非常口前の席やトイレに近い座席

非常口前の座席  英語:Exit Row Seat

  • 非常口前のメリット
  • なんといっても足を思いっきり伸ばすことができる。
  • 窮屈感や圧迫感が無く開放的。
  • 誰に気を遣う事も無く席を立ちやすく、隣の席の人に起こされる心配もない。
  • 非常口前のデメリット
  • 足元に荷物を置けず(小さなポーチでも不可。非常口前は離着陸の時だけでなく常に何も置いてはいけない規則になっている)、座席前にポケットも無いので手荷物は全て頭上の荷物棚に入れておく必要がある(離着陸の時以外なら膝の上に置くことは可能)。
  • 靴を脱ぐと目立つ(座席の下に靴を入れるスペースが無いことが多々あり、脱いでも靴を置く場所に困る)。フットレストも無し。
  • すぐ近くにトイレがある場合は、目の前のスペースに人が立ち順番待ちをしていたりするので目障りで落ち着かないことがある。
  • 肘掛に備え付けの折り畳みテーブルのためテーブルが小さい。
  • 肘掛は固定されており、持ち上げることが出来ない。
非常口座席

なかなか人気がある座席ですが(体が大きな方は特に)、この席をなるべく避ける方もいらっしゃるほど好き嫌いが分かれます。ただ、誰でもこの席に座れるわけではなく、外資系航空会社の場合は英語または航空会社の母国語(例えばエールフランスならフランス語)を話せることが必須(緊急時に客室乗務員の手助けをする義務があり、コミュニケーションを取れることが航空約款上の規則となっている)です。また、緊急時に手助けをする必要があるため、具合が悪い人や体を動かすのに問題がある人、赤ちゃん連れの人などは拒否されます。また、ご年配の方も拒否されることがあるようです。その他、年齢制限もあります(JALの場合は満15歳以上)。

座席の良し悪しが一目でわかる、座席確認サイト

いろいろと座席ごとのメリット&デメリットをご紹介しましたが、それでもいまいちピンとこないという方に便利なサイトがあります。航空会社別・飛行機の機種別に「どの席が良くてどの席が悪いか?」が一目でわかる便利なサイトをご紹介します。

SeatExpert


SeatExpertの使い方

英語サイトですが使い方は簡単です。搭乗する航空会社名(最初の頭文字をアルファベットで入力すれば候補が出てきます)、フライト番号、出発日を入力して検索するだけです。又は、航空会社名をクリックして機材を選択してもOKです。

座席の色で推奨度がわかるようになっており、表示されたシートにカーソルを合わせると、その座席のメリット(緑色の文字)、デメリット(赤色の文字)の理由を知ることが出来ます。

座席の色
白色=平均的な座席  緑色=平均以上の座席  黄色=好き嫌いが分かれる座席
オレンジ色=平均以下の座席  赤色=注意すべき座席

上記の画面を例に 57K 席を見ると

  • + 後ろに座席が無いので、めいいっぱい背もたれを倒すことが出来る
  • - 人通りが多い場所
  • - トイレに近い

ということがわかります。ここで紹介されていることはあくまで一般論であり、必ずしも正解とは限らないですが、大いに参考になります。

もしこのサイトにお目当ての飛行機が出てこない場合は、SeatGuru も見てみて下さい。このサイトは航空会社と便名、出発日から検索でき、飛行機の登録件数も多いです。

筆者が選ぶ “最良の座席”

筆者が知る中ではこの座席が最も良い座席だと思います。

一番良い座席

シンガポール航空のファーストクラスより更にランクが高い最上級クラス [Suites] の座席は完全なプライベート空間である個室となっている。スライドドアを開けばそこが座席だ。

フルフラット・シート

座席というより “部屋” ですね。


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「飛行機の旅」の関連記事・情報

日本発着の主要航空会社 機内の座席表

飛行機を快適にする当サイトおすすめ旅行用品

数あるトラベルピローの中でも特に評判が良いのがこれ。首のホールド感が良く、肌触りが優しいフリース製カバーは取り外して洗濯できる。
ポンプ式で空気を入れるのも簡単です。

こちらもトラベルピローですが、上記で紹介している首に挟むタイプではないので、首に挟むのが苦手な方におすすめです。

飛行機の機内で足の負担を軽くしてくれます。ふくらはぎを乗せてリラックスできるので、疲れ方が全然違います。海外旅行などの長距離エコノミークラスの強い味方! ただし、エコノミークラスで身長175㎝以上ある方の場合はおすすめしません。

乗り物用クッションと言えばこれ! というくらい定番。

海外旅行の長距離フライトはもちろん、バス移動の際にも威力を発揮し、腰の疲労感がまるで違います。

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低反発素材で圧迫感が無く肌触りも良いです。立体構造で蒸れませんし、手洗いで洗えるので清潔。レビュー評価が高いのも納得の高品質で、とっても寝やすくなります。

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長時間座り続けるフライト用に開発されているだけのことはあり、快適な履き心地でエコノミー症候群の対策としてもおすすめ。洗濯できるのも衛生的。

赤ちゃん連れの方のための座席について

基本的にどの航空会社も赤ちゃん用の小さなベッド(バシネット bassinet)を用意しており、無料で利用することが出来ます。
このベッドは座席前が壁になっている席限定で、2席の前にベッドを取りつけるようになっています。

飛行機の赤ちゃん用ベッド

とても便利で助かるサービスではありますが、下記の注意事項もあります。

  • バシネットが使用できる座席は数席が限られており、予約の早い者順に決まる航空会社もあれば、事前リクエストを出して出発当日に利用できるか出来ないかが決まる航空会社もあります。
    また、バシネットを予約出来たとしても、アメリカ(ハワイ含む)の法律上、もし当日に足の不自由な人がいた場合はその人を優先させなければいけない決まりになっているため、予約していたにもかかわらず当日に座席変更をすることになる場合もあり、必ずこの席が確保できるという確約が出来ないことが一般的です。
  • 航空会社によって赤ちゃんの大きさや重さの制限がある(JALやANAの場合は10kg以下など)。
  • シートベルトのサインが出ている間はバシネットが利用できず、赤ちゃんがベッドで寝ている場合でも必ずベッドから出して抱っこする必要がある。
  • 赤ちゃんによってはバシネットに寝かすと泣き出してしまって結局ずっと抱っこしていたという方もいらっしゃいます(全体的にはとても重宝したという声が多いです)。
  • ベッドを取りつける壁に大型スクリーンが備え付けてある機種もあるが、機内消灯時もスクリーンが明るいためご両親が寝にくいこともある。
海外旅行の持ち物で疲れ対策!

特にLCCを利用する人は荷物重量に注意!

近年は荷物の重量制限が大変厳しく、ちょっとした重量オーバーでも超過料金を請求されることが多くなっていますが、特にLCCでは重量オーバーに対して大変厳しいです。預け荷物はもちろんですが、機内持ち込みの荷物重量にも要注意です。

そんな時に役立つのが、この携帯式の荷物計量器。

電池込みの重さはわずか87gという軽さで、ポケットに入る超小型タイプなので場所を選ばずどこでも重さを量れます。また、バックライト付なので夜間でも見やすいです。

最大50kgまで計量できるので手荷物から大型スーツケースまで計量可能。