アンコールワットを1日で効率よく観光! 一人旅のおすすめコース

現地ツアーのコースに縛られず自由に回れば1日で観光できます。個人旅行なら必見!

アンコールワット観光はパックツアーでも現地ツアーでも、小回りコース大回りコースといった既定コースで観光することが一般的。通常は2〜3日間かけて観光するツアーが非常に多いのですが、正直なところよほどの遺跡好きでもない限り、1日観光すれば十分だという人は凄く多いです。

特に個人旅行者(バックパッカーや一人旅を含む)にとっては1日削って他の場所に時間を使いたいという人は多いでしょう。

そこで、1日でアンコールワットを観光するにはどこを選んでどう回ればよいか? 旅行会社では絶対に教えてくれない、旅のプロが厳選する『おすすめ観光コース』をご紹介したいと思います。一人旅の人は必見!


初めてでも出来るバックパッカーの旅 目次

  1. バックパッカーの魅力。そして旅が始まる!
  2. プノンペンから長距離バスでシェムリアップへ移動
  3. アンコールワット1日観光
  4. カンボジアからラオスへ。陸路での国境越え!
  5. ラオス南部の秘境! デット島を歩く
  6. デット島からパクセへ移動
  7. 世界遺産 ワット・プー、そして空路ルアンパバーンへ!
  8. 世界遺産 ルアンパバーンの托鉢 伝統文化を肌で感じる
  9. ラオスの首都 ヴィエンチャンへ移動
  10. 夜行列車で国境越え、そして旅の最終目的地 バンコクへ!
  11. バックパッカーの聖地 バンコクを歩く
  12. バックパッカーの旅13日間の予算と準備について
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一人旅、個人旅行をするなら必須! 後回しにすると忘れやすいのでお早めに!

4日目 アンコールワット1日観光 朝日鑑賞からスタート!
アンコール遺跡のチケット売り場

朝4時半に起床。さすがに頭がボ〜っとしてる…。

約束通りにトゥクトゥクが5時に迎えに来てくれました。朝早い仕事には慣れてるみたい。観光業のカンボジア人って働き者だよね。

このトゥクトゥクは昨日宿の近くにいたドライバーと値段交渉して、今日の1日貸切の約束をしておいたというわけ。
ちなみに1日貸切料金は25ドルで交渉成立。ドライバーによっては20ドルでOKしてくれる人もいそうだけど、サンライズからサンセットまで面倒見てもらうわけで、変に値段は叩きたくない^^

ゲストハウスを出発して10分程でアンコール遺跡のチケット売り場に到着。ここで1日券を購入(20ドル)。ほとんど並ばずに5分程度で買えました。

カンボジアの物価で入場料が20ドルって凄く高いよね。カンボジアの平均月給(サービス業)が100ドル程度ってことは、月収20万円の日本人の感覚で言うと4万円だよ…

アンコールワットの朝日が出る前の様子
アンコールワット正面にある左側の池の前が撮影ポイント

チケット売り場から再度トゥクトゥクに乗って10分程度でアンコールワットの入り口の近くに到着。トゥクトゥクを降りた場所は屋台街になっていますがまだ真っ暗。

トゥクトゥクのドライバーはここに戻ってくるように言ってくるので、この場所をしっかり覚えておきましょう。この際に戻る時間も確認しておくように。暗くて周りは似たような屋台ばかりなので、しっかりと周りを覚えてから入り口に向かって歩きます。

橋を渡って入口からまっすぐ歩いて朝日の撮影ポイントへ。

5時45分、撮影ポイントに到着して場所確保。まだ暗いですがアンコールワットのシルエットがわかる程度に明るくなってきました。ひたすらここで立って待ちます。

アンコールワットのサンライズ。朝日鑑賞

おぉ〜! この瞬間を待ってました! まさに世界遺産、神秘的で素晴らしい景観だね^^ 只今の時間 6時40分。

1時間近く待ったけど、撮影場所を確保できたおかげで水面に映る朝日の姿をしっかり写真に収めることが出来ました。
パックツアーや現地ツアーに参加の人で周囲は混雑しているので、写真を撮るならやっぱり場所取りは必須ですね。

太陽が昇り始めるとあっという間に太陽は高くなるので、約10分程度でアンコールワットを出て朝食へ。


アンコールワットの屋台街で朝食
ここでの朝食が1日観光コースでの重要なポイント!

朝日を見終えたら遺跡前にある屋台街で朝食。

ツアーで観光に来た場合、朝日を見終えた後は全員ホテルに戻るのが普通です。そしてゆっくりめに朝食を食べ、少しゆっくりしてから再度アンコール遺跡に戻ってくるというのがツアーの流れです。
つまり、往復の移動+朝食+休憩の時間だけで2時間近いロスに。

そこで、朝日を見終えたら宿に戻らず遺跡前の屋台で簡単に朝食を済ますというわけです。ここなら30分あれば十分でしょうから、ツアーと比較すると朝から1時間半も節約できます。

ちなみに今回宿泊したゲストハウスは朝食無料ですが、この屋台で食事をすれば当然お金かかりますし、場所柄安くないです(6ドル程度)。時間を買うということで割り切りです。
サービスが良いホテルなら、ひょっとしたら朝食のお弁当を用意してくれるかもしれないので前日に聞いてみてはいかがでしょう?

アンコール・トム - Angkor Thom
アンコールトムの南大門
アンコール・トムの南側の城門である南大門

朝食後はアンコールワットではなく、トゥクトゥクに乗ってアンコール・トムへ移動。

理由は、アンコールワットの正面は午前中だと逆光になってしまいますが、アンコール・トムは午前中に順光(正面に光が当たる)になるからです。僕は綺麗な写真を撮るのが目的の一つでもあるので逆光はNG。

逆を言えばそういう事情があるので、人が少ないアンコールワットを観光したければ朝一番がおすすめということになります。

アンコール・トムはクメール語で「大きな都」っていう意味なんだけど、本当に広くて見所が点在してるので、数か所に絞って観光することにします。

アンコール・トム Angkor Thomの世界遺産の絶景写真

アンコール・トムのバイヨン寺院に到着! 只今の時間 8時ちょうど。さすがに朝一番というだけあって人がほとんどいない貸切状態!

ツアーの団体客は今頃ホテルで朝食中ですからね。ホテルに戻らずに遺跡内で朝食を食べるメリットは時間の節約だけでなく、観光客が少ない静かで神秘的な遺跡を独り占めできるメリットもあるんです。また、朝早い時間はそこまで気温が上がっていないのも利点。


アンコール・トムの世界遺産の写真
朝一番のアンコール・トムの写真
アンコール・トムは信仰と祈りの場

アンコール・トムのバイヨン寺院は仏教寺院として建てられて一時期はヒンドゥー寺院として使われた歴史もあるんだけど、現在は周知の通りカンボジア経済を支える重要な観光地。

ただ、地元民にとっては現在も信仰と祈りの場であることに変わりないということがよくわかるよね。
バイヨン寺院内にはこんな感じで、ところどころに線香が置かれた仏陀像を目にします。

バイヨン寺院の所要時間

急ぎ足で観光しても30分、できれば40分は欲しい。
アンコール遺跡の中でも特に重要な場所で見所が多いです。

アンコール・トムは信仰と祈りの場でもある

バイヨン寺院を出てすぐ近くにあるバプーオン Baphuon へ10分ほど歩いて移動。只今の時間は8時50分。

バイヨンよりも1世紀以上古い11世紀中頃に建てられたヒンドゥー教寺院。ピラミッド型なので階段の昇り降りがあるからご年配にはちょっと大変かも。

バプーオンの所要時間

15〜20分あればOK。
幅が狭い階段が多いので足元には注意。

象のテラス
象のテラス Terrace of the Elephants。所要時間は5分あれば十分。
遺跡前の屋台は値引きできる!
蒸し暑くてバテ気味&喉が渇いたので遺跡前の屋台で10分ほど休憩。甘くて冷たいアイスコーヒーがとっても美味しい! 生き返る^^
トゥクトゥクを1日貸切観光

1日貸切のトゥクトゥク。下車する際にどのくらいの時間で戻るかを伝え、待ち合わせ場所を確認します。

アンコール遺跡内の移動は隣の見所まで5〜10分程度なので、一人旅や友達との個人旅行なら車ではなくトゥクトゥクで十分。小回りが利くので使いやすいです。

定員は4人だけど、4人だとちょっときついかも。

アンコール・トムは以上、バイヨン寺院とバプーオン、象のテラスの3か所で終了。次はタ・プロームへ向かいます。象のテラスからだと5分程度の距離です。

タ・プローム - Ta Prohm
タ・プローム
タ・プロームと言えば遺跡を飲み込む樹木が有名。樹齢は300〜400年程。

10時ちょうど、タ・プロームに到着。10時ともなると随分と団体客が増えた感じ。

この遺跡は「廃墟感」がいいよね。巨大な樹木が遺跡を飲み込む光景はジブリ映画「天空の城ラピュタ」を連想させる。

他の遺跡に比べて修復が追いついていない原因はやっぱりこのガジュマルの木。この樹木が遺跡を侵食して破壊してるのか? それともこれ以上遺跡が崩れないよう支えているのか? という議論がユネスコで行われてて、これという修繕策が未だ決まってないというのが理由。

下手に根を傷つけちゃうと樹木が枯れる恐れもある。ここまで遺跡と樹木が一体化しちゃうと難しい問題だよね…。
ガジュマルの樹木に侵食される遺跡
タ・プロームの仏教寺院
タ・プロームの遺跡の所要時間

タ・プロームの所要時間

急ぎ足で観光しても45分、できれば1時間は欲しい。

ここはアンコール遺跡の中でも特に有名な場所でもあるので、団体客が多めでとても広いので時間かかります。


次はバンテアイ・クデイに向かいます。すぐ隣りなのでトゥクトゥクで5分かからない場所です。

バンテアイ・クデイ - Banteay Kdei
バンテアイ・クデイ

10時55分、バンテアイ・クデイに到着。

この遺跡はデヴァター(女神像)の彫刻があちこちで見られたり、仏教とヒンドゥー教の双方のレリーフがあったりと、なかなか興味深くて見応えがある遺跡。
団体客が全くいないからゆったりと遺跡に浸れるのもいいよね。


バンテアイ・クデイの所要時間

急ぎ足で観光して30分、できれば45分は欲しい。

バンテアイ・クデイの遺跡
バンテアイ・クデイのデヴァター(女神像)
バンテアイ・クデイの回廊
バンテアイ・クデイのテラス
遺跡の警備員と子供たち
日本よりも「家族」って感じがする。にしても、美味しい仕事だ(笑)

遺跡を見終えて出入口へ戻ると門番の女性が「貴方のトゥクトゥクドライバーはお昼ご飯食べに行ったわよ。ドライバーが戻るまでここで待ってなさい」と告げられる…。どうやらドライバーが門番の女性に僕が戻ったら伝えるよう伝言していたみたい。まぁしょうがない、待つか…。っていうか、どんだけ待てばいいんだ?

で、この門番の女性の周りに子供と幼児が数人、おしゃべりしたり追いかけっこしたりして遊んでるんだけど、この子たちのお母さんがこの門番の女性のよう。

カンボジアは子供を預ける施設がほぼ無いので、母親の職場で子供の面倒を見ながら仕事をしてる様子をこれまでもあちこちで見てきたんだけど、それができる環境って良いな〜って。

それから15分後、悪びえた様子もなく当然のような顔をして(笑)ドライバーが戻ってきた。「遅せぇーよ!」とは思いつつ、まぁこれがカンボジア人のペースなのは知ってるから特に腹も立たないんだけどね。むしろこの家族に接する良い時間をもらった感じ^^


プリアカン Preah Khan
プリアカン

11時55分、プリアカンに到着。バンテアイ・クデイからトゥクトゥクで15分かからないくらい。

プリアカンは保存状態が良い装飾やレリーフが多く、アンコール遺跡群の中ではとても珍しい円柱を使った2階建ての蔵など見所がとても多いです。

間違いなくこの遺跡はアンコール遺跡群の中でも必見ですね。

プリアカンの遺跡
プリアカンの回廊
プリアカンのパゴタ
プリアカンのレリーフ
プリアカンの遺跡の所要時間

プリアカンの所要時間

急ぎ足で観光しても45分、できれば1時間は欲しい。

この遺跡はそこまで混み合っていないんですが、とても広いうえに見所も多いので時間かかります。


只今の時間は12時35分。気温が随分と上がってきたことだしお腹もすいたので、予定通り午前の観光はこれで終了。宿に戻って昼食&休憩です。

今日は朝4時半起き、しかも暑い中ぶっ続けで観光してたのでさすがに疲れた…。

このページでは午前中のアンコール遺跡観光についてご紹介してきましたが、次のページでは午後の観光とシェムリアップの夕食についてご紹介したいと思います。

アンコールワット1日観光。午後の行程