初めての海外個人旅行
計画と準備の仕方
初めての海外個人旅行・一人旅の準備と手配・予約方法

初めてのヨーロッパ個人旅行 完全ガイド! イタリア1週間の旅

このとおりに旅行すれば初めて個人旅行でも大丈夫! ヨーロッパ周遊の旅も夢じゃない!

個人旅行は魅力がいっぱい! 自分が行きたい町・建物・絶景スポットはもちろん、食べたい料理や地元で人気のレストランなど、全て自由に決められます。

短期間で多くの観光地を巡るも良し、連泊を多めにしてのんびりマイペースに観光するも良し、旅行日数も自分次第。誰に気遣いすることなく自分のペースで旅ができます。

そうは言っても言葉の問題や現地での勝手がわからないなど、「不安」が多いのも事実。

そこで! 当サイトが「このとおりに準備すれば、初めての個人旅行でも大丈夫!」という海外個人旅行完全マニュアルを企画。旅の計画から準備、羽田空港でのチェックイン、現地到着、ホテルチェックイン、観光、食事、鉄道などの交通手段、帰国までの個人旅行の流れを事細かに写真撮影しながら海外個人旅行を徹底取材してきました。行き先は海外個人旅行で人気の高いヨーロッパ、特に人気のあるイタリアです!

また、旅行会社のヨーロッパツアーは8日間以上が主流ですが、1週間でもヨーロッパを満喫できます! イタリア個人旅行7日間で筆者がどう旅をしてきたかをご紹介します。


目次


海外個人旅行の魅力

『全てが自由』とても良い響きですね^^ でもそれだけじゃないんです。

ツアーでは大型観光バスで観光名所を点と点で繋げて移動します。元添乗員の筆者が言うのもなんですが、ハッキリ言って面白いわけがない。何故かって、旅の醍醐味は目的地に着くまでの過程だと思うのです。バスで目的地に連れて行かれるのではその国の表面しか見ることができません。しかし列車などの公共の交通機関を利用する個人旅行ならその国の日常をリアルに感じることが出来ますし、少なからずホテルやレストランでのコミュニケーションもありますし、印象深く内容の濃い旅行になることは間違いありません。
『思い出に残る旅』ができるのが海外個人旅行の魅力なんです。

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これを1冊 スマートフォンやタブレット、ノートPCに入れておけばインターネットが使えない場所や機内でも当マニュアルを見ながら旅が出来ます。詳しくは左記の表紙画像からAmazon Kindleページをご覧ください。


1行きたい国のガイドブックを読もう!

まずはガイドブックを読みましょう。そして、行きたい町を決めましょう。「何もわからない」では予定を立てることも出来ないため、個人旅行に必要な最低限の知識は得るようにします。

そのため、どのガイドブックでも良いわけではなく、個人旅行者向けの情報が豊富なガイドブックを選んで下さい。
基本的には “地球の歩き方” がおすすめです。

地球の歩き方 ガイドブック一覧

インターネットでもいろいろな情報を知ることは出来ますし、特にイタリアのような人気のある行き先は多くの情報が得られます。
しかし、ネットは部分的な情報を調べるのに適していますが、全体的な情報を掴むことに関してはガイドブックの方が適しています。

最初に読むべき、海外個人旅行に必要な最低限の知識とは?

町の概要

その町にどんな見所があるかといった観光情報。どの程度見所があるかなど町の規模を知ることで、その町を半日で見られるのか? 1日かかるのか? といった目安がわかります。

例えば、イタリアは魅力的な小都市が多く、ほとんどが半日で見られますが、フィレンツェのように美術館が豊富な町もあればローマのように町中に見所が点在している町もあります。

交通手段

その町にどうやって行くのか? 個人旅行の要となる重要な情報です。電車で行けるのか? バスの方が行きやすいのか? 所要時間は? 1日の運行本数は多いのか少ないのか? など。これを知っていないと旅の計画が立てられません。

イタリアは基本的に鉄道だけでも十分旅が出来るので、交通手段で困ることは少ないです。ただ、イタリアは小都市が点在しているので中距離バスの利用が便利なことも多々あります。

今の段階ではとりあえずこの2点をしっかり抑えましょう。その他にも当然知っておくべきことはいろいろありますが、それらはもう少し計画が進んできたらでもOKなので、あらためてご案内します。

2旅程を簡単に組んでみる

今回のイタリア個人旅行7日間の最初に立てた大まかな旅程

  • 7/18(金)東京 → ローマ
  • 7/19(土)ローマ1日観光
  • 7/20(日)ローマを午前中観光。午後の列車でフィレンツェへ
  • 7/21(月)フィレンツェから長距離バスでシエナ日帰り観光
  • 7/22(火)フィレンツェ1日観光
  • 7/23(水)フィレンツェから列車にてローマ空港へ直行ローマから帰国
  • 7/24(木)東京到着

イタリアは何度も来ているので、まだ行ったことが無い小都市を4~5都市という旅程も魅力がありましたが、今回は初めてのイタリア個人旅行者向けのシンプルな旅程にするべきだと考え、欲張らずにイタリア2大観光都市+日帰りで行ける小都市という旅程にしました。

イタリアへの航空券ですが、フィレンツェにも空港はありますが国際線はほぼ飛んでいないため、東京-ローマの単純往復で探すことに。フィレンツェからローマに戻る必要はありますが、列車で1時間半の距離のため大きなロスにはなりません。

その他、美術館などを見る予定がある人は必ず休館日も確認しておくこと。特にイタリアは美術館が多いのでご注意。今回の例で言うと、フィレンツェの美術館や博物館はほとんどが月曜日が休館日だったため、月曜日をシエナ日帰り観光にし、フィレンツェ1日観光は火曜日にする旅程にしました。

イタリアの交通手段を手配

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有名な観光地であればグーグル検索である程度の移動時間を調べることが出来るので便利。この検索ではイタリア ローマからフィレンツェまで何の列車に乗るのかまではわかりませんが、1時間22分で行けることがわかります。個人旅行の大まかな旅程を考えるときの参考に役立ちます。

出発日と帰国日、行きと帰り(帰国)の町を決めよう!

行きの到着地と帰国の際の出発地が決まらないことには航空券の手配をすることが出来ませんし、旅程を立てることも出来ません。

行きの到着地と帰国の際の出発地の決め方ですが、まず旅程を大まかに組んでみましょう。この時、行きの到着地と帰国の際の出発地は「飛行機の便数が多いハブ空港(拠点空港)がある都市」にするのが便利です。理由は、便数が多いため希望の出発日と帰国日で希望の便が見つかりやすく、航空券を選びやすいというメリットがあるからです。

しかし、ハブ空港は都市が限定されてしまうため、必ずしも予定している旅程に合わないことがよくあります。そんな時は、比較的飛行機の便が多い都市を選ぶことをおすすめします。

下記にヨーロッパのハブ空港がある都市と、比較的飛行機の便数が多めの都市をリストアップしておくので、下記リストを参考にしてみて下さい。その際、ヨーロッパの地図を見ながら考えるとわかりやすいのでおすすめです。

国際線の便数が多いヨーロッパのハブ空港
ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、アムステルダム、フランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒ、ウィーン、ストックホルム、コペンハーゲン、ヘルシンキ、マドリッド、バルセロナ、アテネ
比較的飛行機の便が多い主な都市
ダブリン、エディンバラ、マンチェスター、ヴェネチア、ナポリ、カターニア、インスブルック、ザルツブルグ、ブダペスト、ジュネーブ、リヨン、ニース、トゥールーズ、マラガ、プラハ、ケルン、シュツットガルト、デュッセルドルフ、ハンブルグ、ベルリン、オスロ、ブリュッセル、ワルシャワ、リスボン

また、旅程を組む際は都市間の移動時間を考慮して組むようにしましょう。ここでは正確な出発時間などは必要ありません。大体の移動時間がわかれば、1日移動日で終わってしまうのか、半日でも観光できるのかがわかります。ただ、本数が少ないことが多い地方の長距離バスや運行時期に注意が必要な船の場合は、ある程度しっかり調べておきましょう。飛行機を予約した後で「実はこの時期は船が運行していなかった」など大幅な旅程の変更が必要になった場合でも、飛行機の予約取り消しが出来ない事があるからです。

移動時間の調べ方は、鉄道ならその国の鉄道会社ホームページで検索できますし、有名な都市であればグーグル検索で鉄道や道路での移動時間を調べることができます。

その他、あたりまえですが連泊は凄く楽です。特に、土地勘が無く個人で移動することに慣れていない人にとって都市の移動が連続するのは体力的にも精神的にも負担になります。

個人旅行に慣れてくるまでは、あまり欲張らずに連泊を入れたゆとりある旅程にすることをおすすめします。

例えばイタリアを例にすると、フィレンツェ周辺には日帰りで行ける小都市が多いので、フィレンツェを拠点にして連泊するという方法は無駄がないのでおすすめです。

3パスポートの確認と必要な場合はビザの手配

ツアーでも個人旅行でも、海外旅行で最も注意して確認する必要があるのが 『有効期間満了日 Date of expiry』 で、顔写真があるページに記載されています。

国によってパスポートの残存有効期間は違いますが、一般的には “3ヶ月、又は6カ月以上有効なパスポート” が無ければ入国できないことが多いです。そのため、渡航先のパスポート残存有効期間も合わせて確認しておきましょう。ガイドブックでも確認できますが、各国大使館のホームページで確認するのが最も確実です。

ちなみに、パスポートの残存有効期間が1年未満になった場合、そのパスポートを返して新たにパスポート発給を申請することができます。例えば6カ月以上有効なパスポートが必要な国に行く場合、「今は6カ月以上有効期間は残ってるけど、旅行に行くときは6ヵ月を切ってしまう」という場合は早めに申請しておきましょう。パスポート取得には通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかります。

パスポートを持っていない場合は?

結論から言ってしまうと、パスポートが無くても航空券の手配をすることは可能です(一部の国を除く)。

しかし、パスポートを受け取る際は本人が必ず交付窓口に行く必要があり、代理人は不可です。また、申請書類に不備があるとパスポートが出来上がるのに時間がかかるため、行くことの出来るタイミングで早めに取得することをおすすめします。

観光でもビザが必要か?

日本人の場合、90日間までの観光目的の場合はビザが免除されることが多いですが、オーストラリアのように友好な国交を持つ国であってもビザが必要な国もあります。ビザが必要かどうか、必ず確認しましょう。

ビザ情報は 外務省 海外安全ホームページ の地図から国を選び、「安全対策基礎データ」の “査証、出入国審査等” で確認できます。

4航空券の予約・手配をする

『出発日と帰国日、行きの到着地と帰国の際の出発地』が決まったらすぐに航空券を探します。

航空券の探し方や予約については別ページで詳細にご紹介します。

海外航空券の探し方と予約の仕方

どのくらい前に予約すべきか?

旅行時期にもよりますが、3月、8月、9月が最も込み合う時期で、この時期は4か月前の予約でも早くはありませんし、GWやお盆の時期なら完全に出遅れ感があります。この時期を外せば2か月前ぐらいの予約でも比較的空きがあることが多い印象です。

今回のイタリア旅行は7月18日出発で、ちょうど2か月前の予約でした。その時の空席状況は最安値の座席は満席に近い状態でした。

やっぱりイタリアは人気ですね!

5ホテルの予約・手配をする

航空券を予約したら出発日や帰国日が確定しているので、すぐにホテルも予約します。ホテルは航空券と違い、安い部屋から埋まるのではなく、良い条件(立地や料金、クチコミの評判など)のホテルから埋まっていくため、やはり早い予約がおすすめです。

海外ホテルの予約画面(イタリアの手配)

(クリックで拡大)

ホテル予約サイトの検索結果の画面です。イタリアの首都 ローマは宿泊代が高いためある程度予算が無いと十分満足できるホテルには巡り合えません。

今回は予算の都合上、ローマは仕事と割り切って低価格コスパ重視で絞り込み検索しました。立地はフィレンツェへの移動を考えテルミニ駅近くのエリアで絞り込み、安いからと言って酷いホテルは嫌なのでクチコミ評価を3以上で絞り込み。安い順に表示させて上から順にホテルを比較していきました。

立地は地図を見ながら地域を絞り込むと探しやすいです。イタリアのような観光立国はホテルの数が凄く多いので絞り込み検索をうまく活用しましょう。

海外ホテル(イタリア)の予約・比較

ホテルの比較はページのタブを活用すると便利。新しいウインドウで複数ページを開いてしまうと別ページを見るのが非常に面倒なので比較しにくい。

IEの場合は「ツール → インターネットオプション → タブ」 で新しいページの表示方法を設定できます。

ちなみにこの画面は3つの予約サイトでフィレンツェのホテルを探そうとしている様子です。筆者が個人旅行する際はいつも 『ホテル予約サイト一覧ページ』 で、3~4つの予約サイトで検索し、候補のホテルを左記の画面のようにタブで表示し、どのホテルにしようか比較して決めます。

海外ホテルの予約は下記ページの利用がおすすめ。複数のホテル予約サイトで検索しながらホテルの比較ができるので個人旅行には大変便利です。

海外ホテルの予約サイト 比較一覧

どんなホテルがおすすめか?

ホテル選びは旅慣れている人やそうでない人、立地よりもホテルライフを重視したいなど好みによって分かれますが、ここでは海外個人旅行に不慣れな方のための選び方をご案内します。

ホテルの立地を重視しよう!

鉄道駅やバスターミナルからのアクセスがしやすいホテルを選ぶのが最もおすすめです。土地勘があり自由に動ける人ならホテルライフ重視でも良いですが、土地勘が無く駅からホテルまでの道が複雑だと自力で無事にホテルに到着できるか凄く不安だと思います。大きな荷物を持っているならなおさらのこと。

最も理想的なのは鉄道駅から徒歩5分以内(400m程度)の駅周辺ホテル、又は鉄道駅から地下鉄などで乗り換えなしでアクセスができ、下車した駅から徒歩5分以内の町の中心部にあるホテルです。「徒歩5分以内で道がわかりやすい」を最重視しましょう。これだけでもホテル選びは随分と絞り込まれるはずです。

その他、予算が少ない場合はあえて中心から離れたホテルで中心部までのアクセスが良いホテルを探すのも一つの手です。例えば、町の中心部から地下鉄で15分程度離れた場所でも、地下鉄駅から徒歩5分以内のホテルはとても使いやすいです。

また、2人で旅するなら駅からホテルまでタクシーの利用もおすすめです(セダンの場合、客3人+スーツケース3個は無理)。この場合は観光の中心地にホテルを予約するのが最も便利です。観光中にホテルで足を伸ばして休憩できるのは本当に楽ちん!

ちなみに、朝早い列車に乗る場合は、鉄道駅から徒歩圏のホテルが便利。イタリアはもちろん、ヨーロッパはどの国も基本的に鉄道駅周辺にホテルが密集しているので個人旅行には便利です。

尚、大都市の中央駅周辺は日中何も問題が無くても夜になると治安が悪くなるのが一般的なので、夜遅くに歩いてホテルに行くのは避けましょう。

ホテル探しのコツは?

一つのホテル予約サイトで探すのではなく、複数の予約サイトで探すことをおすすめしています。理由ですが、予約サイトのキャンペーンやホテルのプロモーションなどによって「その時のお得なホテル」がホテル予約サイトごとに違うため、一概に「この予約サイトが一番お得」ということが言えないからです。

今回のイタリア個人旅行では、ローマとフィレンツェは別々のホテル予約サイトから手配しました。

お得感がある良いホテルはすぐ満室になるので、気に入ったホテルを見つけたらすぐに手配するのが鉄則です。予約の際はいつまで無料でキャンセルできるかも確認しておきましょう。


6都市間の移動手段や時間を調べ、詳細な旅程を決める

一番最初に大まかな旅程を組んでいるので、ここでは具体的にどの列車やバスに乗れば良いか?など、出発・到着時間を調べて最終的な都市間の移動手段や時間を決定します。

どの移動手段が良いかはガイドブックである程度のことはわかりますが、ヨーロッパの場合は鉄道の利用だけで事足りることが多いため、各国鉄道会社のホームページで時間や乗換の有無を調べます。

尚、この作業は結構重要です。時間を調べていくうちに「実は土曜日は運行していなかった」など、知らずに現地へ行ったら旅程が大幅に狂ってしまうような大きな誤算に気付くことがあるからです。

イタリア国鉄の列車時刻検索

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トレニタリア(旧イタリア国鉄)のホームページ。イタリア全土の鉄道時刻を検索可能。イタリア個人旅行の際には必ずお世話になるサイトです。尚、高速列車(Le Frecce)のみに絞り込み可能ですが、高速列車を除外する絞り込みは不可。

ちなみに、ローマやフィレンツェのような大都市の場合、1都市に複数駅があることが多く、そのため「Roma Termini」や「Firenze S. M. Novella」など都市名の後に別の名前を付けて駅を区別しています。

例えば、イタリアの高速鉄道 イタロの停車本数が多いティブルティーナ駅からフィウミチーノ空港行きの列車を調べる場合は、Fromに Roma Tiburtina と入力し、Toに Fiumicino Aeroporto と入力。

イタリア国鉄の列車時刻検索の結果

フィレンツェからシエナ行きの鉄道時刻の検索結果の画面。今回はバスを使いますが、列車の場合も念のため調べてみました。

イタリアの高速鉄道 イタロの列車時刻検索

イタリアの高速鉄道 イタロのホームページ。イタロは上記のトレニタリア運営ではなく、別の鉄道会社が運営しているため、トレニタリアのホームページでは時刻検索ができません。
出発地と到着地は入力ではなくプルダウンから選択なのでとても楽です。
尚、Roma Termini の記載もありますが、テルミニ駅に停車する列車はほとんどありません。Roma Ost. 又は Roma Tib. のどちらかで検索してみましょう。ちなみに、Roma Tib. の方が列車の本数が多いです。

今回のイタリア個人旅行の移動手段について

ローマ-フィレンツェの往復

この区間は高速鉄道の本数が多く便利なので鉄道を利用。今回はとても快適でとにかくオシャレ!と話題になっているイタリアの人気列車 Itaroに乗車してみようと思います。

Italo乗車レビュ

フィレンツェ-シエナの往復

フィレンツェ-シエナは長距離バスを利用。列車でも行けますが、バスの方が若干早い上に本数も多く、シエナの町中心部にバスが止まるためバスがおすすめ。こういった情報はガイドブックにも書いてありますし、ネット検索でも簡単に調べられます。

バスが便利だとわかったら、そのバス会社名をネット検索するなりしてバス会社のホームページを見てみましょう。バス会社の場合、基本は母国語のホームページであることが多いですが、外国人観光客の利用が多い会社の場合は言語を英語に切り替えられることが多いです。

通常バス会社のホームページは鉄道会社のホームぺージとは違って時刻検索できないことが普通ですので、時刻表が掲載されているページを探すことになります。ただ、見つけにくいことが多々あるので根気よく調べましょう。

ちなみに今回のバスはトスカーナのバス検索サイトで検索。Linea 131R という路線番号がフィレンツェ-シエナの時刻表になりますが、イタリアらしいというか、凄く不親切な時刻表で索引も無ければ運行日の記号も記載がありません。よく見ると土日の運行が極端に少ないです。移動手段で悩むことが多い個人旅行ではバスも上手く使いたいところですが、こんな感じでとにかく調べにくいです。

今回のイタリア個人旅行の最終旅程が決定!

7/18(金)ローマ泊
羽田 01:00発 カタール航空QR811便 → ドーハ 05:30着
ドーハ 13:50発 カタール航空QR109便 → ローマ 18:50着
空港からローカル線でRoma Ostiense駅へ。地下鉄B線に乗り換えて Policlinico で下車。徒歩でホテルへ。
7/19(土)ローマ泊
ローマ1日観光
7/20(日)フィレンツェ泊
ローマを午前中観光。
Roma Ostiense駅 13:10発 Itaro 9986 →
Firenze S. M. Novella駅 14:47着
ホテルチェックイン後、フィレンツェ散策
7/21(月)フィレンツェ泊
FIRENZE AUTOSTAZIONE 9:10発 長距離バス →
シエナ 10:25着  シエナ1日観光。
シエナ 16:10発 長距離バス → FIRENZE AUTOSTAZIONE 17:25着  夕食は名物料理を食べに行く。
7/22(火)フィレンツェ泊
フィレンツェ1日観光
7/23(水)機内泊
フィレンツェ出発までのんびり観光。
Firenze S. M. Novella駅 16:33発 Itaro 9939 →
Roma Tiburtina駅 17:53着、ローカル線(トレニタリア)に乗り換えてフィウミチーノ空港へ直行(この時間帯は15分間隔で運行、所要47分)。
ローマ 22:40発 カタール航空QR110便 →
7/24(木)
ドーハ 05:15着 / 07:35発 カタール航空QR810便 →
羽田 23:25着  急いで帰宅。

ちなみに、この時点では1日ごとの予定(どこに行ってどういうコースで観光しようか?など)はまだ決める必要はないので、ここでは重要な移動となる都市間の移動だけに絞って旅程を決定します。

7列車など移動手段の予約が可能な場合は事前に手配

イタリアも同様、ヨーロッパでは普通の近郊列車や急行クラスの列車は予約する必要は無く、駅の切符売り場で前日か当日に切符を買えばOKです。予約が必要な特急列車の場合も基本的に現地で切符購入でも問題はありません(スイスの氷河特急など一部の列車はすぐ満席になるので事前予約必須ですが)。

しかし、駅の窓口で切符を購入するのは言葉の問題など不安もあるでしょうし、窓口の列に並ぶ時間も無駄に長いことが多々あります(ちなみに筆者、パリで1時間半並んだ経験あり・・・)。

そこでおすすめなのが、手配できる切符は日本で購入しておくのです。事前に購入しておけば現地で切符売り場に並ぶ必要も無く時間の節約にもなりますし、窓口で会話せずに済みます。

購入方法は、今回のイタリア個人旅行を例にすると下記の通り。

トレニタリアやイタロの公式サイトで予約&購入
料金的には最もお得ですが、全てイタリア語、又は英語の予約画面です。しかも、トレニタリア(旧イタリア国鉄)の場合は購入前にユーザー登録を済ませる必要があり、現地の住所などの入力もあるため手間がかかり、多少旅慣れている方でも難易度は高いです。また、予約や決済に不備やトラブルがある場合は基本的にイタリア語でのサポートのため、更に難易度は高くなってしまうのが大きなデメリットです。
欧州エキスプレスで予約&購入

鉄道会社公式サイトでの購入と比較すれば若干割高ですが、早期購入なら現地で当日購入するよりも安く手配することも可能です。日本語で簡単・確実に予約&購入できますし、日本の鉄道手配会社なのでサポートも安心。旅慣れている人から旅慣れていない人までお勧めできます。 

欧州エキスプレス

今回のイタリア個人旅行では ローマ-フィレンツェ の往復チケットを予約!

今回の旅の趣旨は、「初めての個人旅行でも簡単で安心」をお伝えすることなので、全て日本語で割安に手配が出来ると定評があるレイルヨーロッパのサイトよりチケットを予約しました(2020年3月で日本語ページは閉鎖)。

レイルヨーロッパでイタリアの列車の予約画面

予約が完了すると、レイルヨーロッパから予約の確認メールが送られてきますが、そのメールの中にEチケットのURLが記載されています。そこからアクセスしてEチケット(PDF)をダウンロード、印刷して持参するだけです。

参考までに、イタロ公式サイトとレイルヨーロッパの予約サイトで料金比較をしてみましたが、なんと公式サイトでの最安価格とわずか数百円の料金差でした。この数百円で安心・確実に日本語で手配できるなら、迷わずレイルヨーロッパでの予約をおすすめします。

81日ごとの予定を決める

既に旅行全体の流れ(旅程)は決まっているので、具体的な観光コースや食事のことなど、詳細な1日の予定を決めます。ここで調べる、又は考えておくべき大事なポイントを下記でご案内します。

どの観光名所をどの順番で見るか?

一番最初にガイドブックなどでどんな見所があるかは大体わかっていると思いますが、具体的にどの見所をどの順番で回るかを決めます。限られた時間の中で効率良く回りきれるよう、あまり詰め込み過ぎずに余裕を持って計画するのが個人旅行のコツです。優先順位の低い見所は「もし時間が余ったらこの見所にも行ってみよう」といった具合で考えておくとよいでしょう。

コースの決め方ですが、まず最初はホテルに一番近い場所から、又は一番遠い所から観光をスタートするようにし、なるべく同じ場所は通らないよう一筆書きの無駄の無いコースにすることを意識してコースを決めます。この時、観光のスタートとゴールの2地点を最初に決めるとコースが決めやすいです。
ちなにみ、「夕日を見たい」というような場合は、その場所を観光の一番最後にする必要があるので、無理に一筆書きのコースにこだわらなくてOK。その他、営業時間が一番遅い場所を観光の最後にもってくるといった決め方もありです。
アクセス方法を確認

目的地までどうやって行くか?を調べます。土地勘がない方にとって一番わかりやすいのは地下鉄や路面電車といった、確実に各駅停車していく乗り物です。駅の場所も明確で地図に表示されているはずなので、地図を見ながら「目的地に一番近い駅はどこ?」といった具合に簡単に行き方を調べられるはずです。バスは乗り降りが無い停留所を素通りしますし、アナウンスが無いことも多いので土地勘がない方にとっては難易度が高いです。ただ、巨大な建造物などバスの車窓から簡単に判断できる場所や、終点で下車すれば良い場所であれば全く問題ありません。

バス路線の調べ方ですが基本はガイドブックの情報に頼ることになりますが、一般的に情報が非常に少ないです。そんな時に役立つのがGoogleマップ。このマップの尺度を50mぐらいまで拡大すると、バス停や地下鉄、路面電車の駅を表示してくれます。目的地周辺のバス停や駅を調べることができるだけでなく、路線番号まで調べられるという優れものです。全ての都市を網羅しているわけではないですが、欧米なら小さな町でも表示されることが多いので活用してみて下さい。

その他、観光名所のアクセス方法だけでなく、鉄道駅やバスターミナルといった町移動の要となる場所からホテルまでのアクセスも調べておきましょう。

Googleマップでイタリアのバス路線検索の方法

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バス会社へのリンクもあるので、時刻表や路線図を調べることも可能。個人旅行入門者向けではないですが、知っていると非常に役立ちます。

個人旅行で必須、Googleマップのストリートビューでイタリアの道を確認

ローマの地下鉄出入り口をGoogleマップのストリートビューで見たパソコン画面です。地下鉄出口を出てどっちに歩けばよいか迷うと嫌なので、出口を出て歩く方向のストリートビューをスクリーンショットしてタブレットに入れておきましたが、おかげで全く迷わず歩き始めることが出来ました。出入り口が数か所あったので、スクリーンショットに出入り口も含めておいて正解でした。

パソコン画面のスクリーンショットの撮り方は色々ありますが、最も簡単なのはブラウザにアドオン(拡張機能)を追加する方法ですが、「ブラウザ? アドオン? 何ですかそれは??」という方なら、パソコンに標準で付属しているソフトでもスクリーンショットを撮ることは可能です。やり方は下記の通り。

  1. 保存したい画面の状態で、キーボードの右上にあることが多い「PrtScn(PrintScreen)」ボタンを1回押す。
  2. アクセサリの「ペイント」のソフトを立ち上げ、右クリックして“貼り付け” をクリック。
  3. 保存のボタンをクリックしてパソコンに保存する。

その他、デジカメでパソコン画面を撮影しておくという手っ取り早い方法もありますが、画像に線が入ってしまい凄く見づらくなることが多いです。

個人旅行で必須、徒歩ルート検索の方法

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徒歩でのアクセスを調べるのに便利なのがGoogleマップのルート検索。全て完璧なルートを示すとも限らないですが、概ね信用できる印象です。また、徒歩でどのくらいの時間がかかるか?の目安がわかるので、観光コースを考える際にとても役立ちます。

各施設の営業時間や入場料などを確認する

旅程を組む時に既に休業日は確認していると思うので、ここでは時間を確認します。特に朝一番で見に行く場所や、夕方以降に行く予定の場所はしっかり確認しましょう。

入場料は現金しか受け付けていない場所が多いため、あらかじめいくらくらい現金を用意するか?の目安にするために確認しておきます。その際、各種パスなどの割引特典の有無も確認しておくと良いと思います。

食事はどこで食べるか?

旅の醍醐味の一つが食事だと思います。せっかくなので地元の名物料理を味わいたいということで、レストランもいくつかチェックしておきましょう。個人旅行のレストラン探しで便利なのが、トリップアドバイザーという旅行サイトのレストラン検索です。評価が高いお店でも「あれ?」ということはありますが、ある程度のクチコミ件数があって評価が高いお店は概ね信用できます。

その他、現地で滞在するホテルで「予算は一人5000円くらいでおすすめのレストランはある?」と聞いてみるのもおすすめです。特に情報が少ない町ではこの方法が一番確実です。
ちなみに、「地球の歩き方」のレストラン情報はあまり鵜呑みにしない方がいいです。

予約ですが、人気レストランでない限り特に必要はないですし、特にランチで予約はおすすめしません。個人旅行では観光の都合で予定変更が多々あるからです。しかし、予約した方が良い席を割り当てられることが多く、夕食は「絶対にこのお店で食べたい」という人気店があれば予約がおすすめ、というよりも必須!

個人旅行なので行き当たりばったりの食事もありですが、観光地でいきなりレストランに飛び込んで大当たりの店を当てる事は旅慣れていても難しいです。特に第一級の観光地の町の中心部にあるようなレストランは、立地条件だけで値段と味が合ってないことが多く、イタリアではその傾向が特に強いです。

今回のイタリア個人旅行の1日ごとの予定表の一部です

イタリア個人旅行の予定表

このような感じで1日の詳細な動きをまとめた予定表があると便利です。今回のイタリア個人旅行は仕事の都合で確実に各名所を回る必要があったことや、撮影のため太陽の傾き加減まで考えて(撮影目的の場合は逆光はNG)コースを組んでいるため、見所の目安となる時間まで入れています。

通常はここまできっちり時間を入れる必要はないですが、ランチの時間だけでも目安となる時間を設定することをおすすめします。お昼の時間で観光のペースが早いか遅いかがわかるので、午後の時間調整がしやすくなります。

尚、このスケジュールは撮影取材の目的でかなり詰め込んだスケジュールで、一般的な観光の場合はもっと時間を取り、ゆとりを持って予定を立てましょう。

9出発までに準備すること

全ての予約が完了し現地での予定も全て決まったら、あとはイタリアへ出発までに荷物の準備や予備知識を事前に熟読。

スーツケース

海外個人旅行では軽量スーツケースが重要

今回購入した55リットルのスーツケース。重さはわずか3.2kgという超軽量なため、とにかく使いやすく満足。高さ60cmのSサイズですが、今回のイタリア個人旅行では半分が空の状態で出発。夏場の旅行は荷物が少なくて済みます。

海外個人旅行で最も重要な準備がスーツケースの準備です。

何故なら、ツアーとは違い個人旅行では常に自分で荷物を持って移動しなければいけないからです。特にヨーロッパは列車や地下鉄、市バスに乗車する機会が多く、スーツケースを持ち上げる事がとても多いです。更に公共交通機関ではエスカレーターなどの設備が無い事も多々あり、スーツケースを持ち上げて階段を昇り降りしなくてはいけない場面も出てきます。

そんな個人旅行では、軽くて小型のスーツケースを選ぶことを強くおすすめします。軽いスーツケースは体への負担が少ないので、特に女性やご年配の方には必須と言えます。

おすすめ! 軽量スーツケース特集

また、ヨーロッパ、とりわけイタリアは石畳だらけ! しかも、道がデコボコだったり石と石の間の隙間が1cm以上離れているような状態が悪い石畳は珍しくありません。このような道でスーツケースを転がすと、小さなキャスターではタイヤが石畳の溝にはまってしまい、まともに転がせません。ですので、キャスターが大きく、スムーズに動くスーツケースがおすすめです。
参考: スーツケースの選び方

特に古いスーツケースは重くてキャスターが小さいタイプが多いので、古いタイプを持っている方は買い替えをおすすめします。「まだ使えるしもったいない」と思われるかもしれませんが、移動の度に辛い思いをするのでは旅が楽しめなくなります。

荷物を詰めた時の重さですが、筆者の場合は9.5kgでした。ちなみに、列車などを利用して移動をする個人旅行での荷物の重さの目安は、男性でも女性でも「スーツケースを持ち上げて階段の昇り降りが出来る重さ」です。つまり個人差がありますが、男性でも15kgを超えると長距離移動は結構きついです。


お金の準備と管理の仕方を考えておく

発展途上国であれば両替事情やATMの有無、クレジットカードがどの程度使えるのか?といったことを調べておく必要がありますが、欧米であれば調べるまでも無く、普通にクレジットカードを最低でも2枚以上、又は国際キャッシュカードなどを準備しておけばいいと思います。

筆者の場合はクレジットカード3枚と国際キャッシュカード1枚、円とユーロの現金を少額持参しました。クレジットカードを3枚持参した理由は、カードの磁気不良、又はカードリーダーとの相性であったり、紛失や盗難に遭った場合の対策として他のカードも準備しています。過去にクレジットカードが認証されずに2枚目、又は3枚目でカードが通った経験を何度もしているので、筆者は海外に出る際は必ず3枚以上用意しています。

国際キャッシュカードはクレジットカード決済やキャッシングができなかった場合の保険として持参しています。筆者の場合は完全にクレジットカードに頼っているので、万一クレジットカードが使えなくなったら本当にお金に困ることになるので、確実にATMで現金を下ろすことができる国際キャッシュカードがあると安心です。実際に過去に何度かお世話になっています。

海外旅行におすすめのクレジットカード
国際キャッシュカードの比較

海外旅行保険の申込み

個人旅行と団体ツアーが大きく異なる点に「リスク」があります。旅行会社の団体ツアーは貸切バス利用で添乗員がつきっきりで案内してくれるため、旅行者はただついて行けばいいわけでリスクは最小限で、とにかく安心です。
ところが個人旅行の場合、当然ですが全てが自己責任です。誰も保障はしてくれませんし、勝手がわからない海外ではトラブルに合うリスクも当然あります。ツアーでも海外旅行保険は常識なのですから、個人旅行の場合は必須と考えるべきでしょう。

では、どこで申し込むか? 筆者が最もおすすめするのはネット申込みの海外旅行保険です。なんと、旅行会社のカウンターや空港で申し込むのに比べて半額なのです! とにかく安い! しかも補償内容は全く同じですから、ネット申込みが断然おすすめです。

詳細&申込みは下記で出来ますのでご覧になってみて下さい。尚、下記の保険の場合、出発の60日前から出発当日まで申し込み可能です。
ただ、意外と忘れやすいので早めに申し込まれるのが良いでしょう。

海外旅行保険の格安ネット申込み

WiFiルーターのレンタル申込み

イタリア個人旅行で利用するWiFiルーター

WiFiレンタル申込みをすると、こんな感じで自宅に届きます。WiFiルーター、返却用の袋、充電器などの一式です。今回は予備バッテリーも申込み。

筆者は今回仕事の都合でWiFi環境が必要であったため、出発前にWiFiルーターを申し込んでおきましたが、海外個人旅行ではWiFiルーターがあるか無いかで随分と心のゆとりが違います。しっかり準備していても個人旅行では予定が変わることは珍しくないので、いつでも即時にネット検索できる環境は本当に助かります。

しかし、ここ数年で本当にレンタル料が安くなってきましたね。おかげで気軽に借りられるようになり嬉しいかぎりです。イタリア用で1日定額860円という安さですからね!

レンタルWiFiにもいくつかレンタル会社がありますが、今回もいつも使わせてもらっているエクスモバイルで申込み。詳細は下記リンクで案内しているので参考にしてみて下さい。

格安でおすすめのWiFiルーターのレンタル

海外携帯電話の準備

海外携帯電話をイタリア個人旅行用に準備

筆者がいつも持参する海外携帯電話。端末代がなんと3996円! 超小型でわずか68gという軽さなので、荷物にならないのが気に入ってます。

レストランに予約をしたり、クレジットカードの盗難などの緊急用であったり、ホテルのチェックインが遅れそうな場合とか、日本の家族と連絡取り合ったりと、いろいろ役立つ場面が多いため、海外渡航時はいつも左記写真の電話を持参していきます。

そう、レンタルではなく自己所有の海外携帯電話です。この携帯電話が凄いのは、月額無料なんです。つまり、維持費が生涯無料で、通話した分だけ支払えばいいという便利な海外専用携帯電話なのです。興味がある方は下記をご参照。

格安の海外携帯電話を日本で購入する

タブレットの準備

海外旅行に便利なタブレットをイタリア個人旅行で活用

筆者が持参したWindows8.1搭載の8型タブレットとキーボード、周辺機器。

実は今回のイタリア個人旅行で初めて持参する旅の新アイテムがこのタブレット。

これまでは海外出張の時だけB5サイズのノートPCを持参していましたが、今回は「海外旅行中にタブレットでどれだけのことが出来るか?」を検証するため、ノートPCは持っていかず、タブレットのみでイタリアへ出発。

使ってみた感想ですが、海外個人旅行では半端じゃなく便利で、スマートフォンを遥かにしのぐ利便性を実感しました。まさに海外個人旅行のための新たなツールですね。今後海外に行く時は必ず持参することにします。もう便利過ぎて手放せないです^^

海外旅行でのタブレット利用に関して、下記リンクでまとめてみたので参考にしてみて下さい。

おすすめ! 海外旅行でタブレット活用術

お土産を申込み

イタリアのお土産を通販で購入

今回の旅行では事前に「イタリアのお土産」を注文しておきました。これが凄く便利!

というのも、今回の旅行はスケジュールがギッシリ詰まっているため、お土産物探しに時間が取れないことはわかっています。

しかも、この時期のイタリアはとにかく暑い! チョコでも買ったら確実に溶けるのでお土産用には買えません。それに、スーツケースを持って列車に乗ったり市バスに乗ったり、駅から歩いてホテルまで行く必要があるのに余計な荷物は絶対に増やしたくない。でもお土産を買っていかないわけにはいかない。。。

そんな時に便利なのがお土産宅配。現地の町中で買うより若干割高ですが、現地空港の価格と比較したらほぼ同じ値段ですし、現地での時間、手間など、お土産に関する全ての問題がこれで解決できるなら安いと考え、日本出発前にネット注文しておいたというわけです。

海外のお土産通販の宅配サービス

持ち物の準備

服や下着類を最小限にするために日数と気候を考えて準備。靴下は現地で洗ってもすぐ乾くので3足準備。洗剤はホテル備え付けのシャンプーで代用するので準備しません。シャンプーはタンパク質系の汚れに効果があるんです!

持ち物の準備ですが、預ける荷物と機内持ち込みにする物を分けて準備します。今回のイタリア個人旅行は飛行機の乗換えがあるので機内持込みの荷物は最小限になるように準備。飛行機の乗換えがある場合、到着地で荷物が出てこない可能性がるため、現地でこれが無いと絶対に困るというものは基本手荷物に仕分けします。例えば、今回筆者が持込み用カバンに入れたものは下記の通り。

  • チケット類全て(ホテルの予約確認書を含む)。かさ張らないので安心を考えて。
  • カメラ、海外携帯電話、タブレットと周辺機器、WiFiルーター。精密機器は絶対に手荷物です。タブレットの電源ケーブルとコンセント変換プラグも機内持込み。機内電源や空港内電源を使うためです。
  • 財布、ハンカチ、薬、長袖シャツ、スーツケースの鍵。薬ですが、荷物が出てこなかった時に本当に困る薬である場合は必ず手荷物にすること。
    長袖シャツは機内や空港内の冷房が効き過ぎている時のために。

これだけです。本当に必要な物だけを厳選しています。
ちなみに、イタリア個人旅行の資料や地図は全てタブレットに入れているので書いていませんが、タブレット無しで普通にガイドブックなどで観光する場合は最低限、到着地の観光や交通情報、地図は必ず手荷物にしましょう。万一荷物が出てこなかった場合、何も情報無しでは到着空港からいきなり身動きが出来なくなる可能性も。
その他、持ち物の準備については下記で詳細に案内しているので参考にしてみて下さい。

日程表やその他資料の作成

上記でご紹介した日程表(予定表)はエクセル(A4サイズで横方向)で作成しています。これをプリントして折り畳んでカバンやポケットに入れておけばいつでも気軽に予定を確認することが出来るので便利です。また、これをPDFにしておけばタブレットやノートPCで見やすく表示させることが出来ます。

日程表はワードで作成してもOKですが、筆者は旅費管理をエクセルでやっているので、日程表も旅費管理も全て1つのファイルで管理したいことから、エクセルを使っています。

また、筆者はこの日程表とは別に “ホテルリスト” と “レストランリスト” も準備しました。ホテルやレストランの名前や住所はもちろん、行き方やおすすめメニューなどの情報があればまとめて記載。
これらもエクセルのワークシートで分けて作成すると便利です。

緊急連絡先リストを準備

何もトラブルなく無事に帰国すれば必要ありませんが、万一トラブルに遭った時のことを考えてリストを準備しておきましょう。主に下記についてのリストを作っておけば良いと思います。

  • 滞在都市の最寄りの日本大使館や領事館(在外公館)の住所、電話番号、開館時間、休館日
  • クレジットカードのカード番号、緊急連絡先(海外からフリーダイヤルは利用不可なので、必ず市外局番から始まる24時間対応の電話番号)
  • 海外旅行保険の保険契約番号、事故の際の24時間対応の電話番号
  • 利用航空会社の現地連絡先と航空券番号(TICKET NUMBER)
  • 日本にいる家族や友達、会社の同僚などのメールアドレスや電話番号

尚、万一トラブルに遭った場合の対処の仕方などは、当イタリア個人旅行マニュアルの電子書籍版にてご紹介します。その他、イタリアでのトラブル事例もご案内します。

ガイドブックを熟読する

初めての町で土地勘が無い、海外旅行はツアーでしか行ったことが無く個人旅行は不慣れという方、必ずトラブル事例を熟読しておきましょう。海外でトラブルに合うケースのほとんどが、実はガイドブックにも書いてあること。つまり、知っていれば防げるような初歩的なことばかりということです。ちゃんとトラブル事例を読んでいない人が多いということです。

その他、隅から隅まで読んでおくこと。読んでいたからこそ得をすることは多々あります。


次のページはいよいよイタリアへ出発です!
イタリア個人旅行へ出発!



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