ロンダニーニのピエタ像 (ミケランジェロ作) ミラノ スフォルツェスコ城博物館

ミケランジェロが制作したピエタ像は4作品あるが、この『ロンダニーニのピエタ』は、ミケランジェロの最後の作品となる4作目。

このピエタは、1559年から制作が始まり、視力を失いながら手探りで制作。ミケランジェロが死の直前まで手がけた遺作である。

ミラノのスフォルツェスコ城博物館に収蔵される前は、ローマのロンダニーニ邸の中庭に置かれていたことから、「ロンダニーニのピエタ」と呼ばれる。

ちなみに、ミケランジェロが過去に100%完成させた作品は、最初に制作した、サン・ピエトロ大聖堂にあるピエタ像のみ。残りの3作品は未完成のままであり、2作目のフィレンツェのピエタはドゥオーモ博物館(フィレンツェ)、3作目のパレストリーナのピエタは、アカデミア美術館(フィレンツェ)にそれぞれ収蔵されている。


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