布告門

1438年から1442年にかけて作られた門で、かつての正門である。ヴェネツィア・ゴシック最盛期の傑作と言われ、ヴェネツィアの評議員や外国からの客人はここから入り、正面の巨人の階段を上ってドゥカーレ宮殿へと入っていく。

特に目を引くのが、聖書を持った有翼のライオンと膝まずく総督の彫像。有翼のライオンは、ヴェネツィアの守護聖人マルコの象徴であり、共和国のシンボル。手にした本を開いているのは、平和であることを示し、書物に刻まれているのはラテン語で「PAX TIBI MARCE EVANGELISTA MEUS」= “聖マルコが受けた予言により、この領土の平和が保証される” という内容である。

この総督は第65代のフランチェスコ・フォスカリ・Francesco Foscari。歴代の総督の中で在任34年(1423-1457)の最長記録を持つ総督で、ヴェネツィアの最盛期にその手腕を発揮した人物である。

布告門