聖マルコと聖テオドーロの円柱

2つの柱の上には重さ3トンもあるブロンズ製の有翼のライオン像と大理石の聖テオドール像が載せられ、ヴェネツィアの玄関としての目印にされた。

当時この2つの柱の間には死刑執行台が置かれ、数多くの罪人(政治犯も含む)が首を斬られた。これは公開処刑で行われ、共和国に逆らう者は同じ運命を辿るという見せしめの意味があった。
そのため、今日でもヴェネツィアの人の中には、縁起が悪いとして柱の間を歩こうとしない人もいる。

聖マルコと聖テオドーロの円柱