11世紀の岩窟教会で、ギョレメ野外博物館の中でも最も保存状態の良いフレスコ画で有名。ギョレメ野外博物館のハイライトとも言える素晴らしい壁画である。フレスコ画は新約聖書のキリスト誕生から昇天までをテーマにしたもので、最後の晩餐も描かれている。
また、入り口が狭いために教会内は半密室であり、雨や風の侵食が無く、乾燥した大地であることも保存状態が良い理由だ。ちなみに、内部が薄暗いというのが教会の名前の由来になっている。尚、トルコ語ではカランルク・キリセと言い、キリセとは教会という意味。
暗闇の教会の構造は、岩窟でありながらビザンチン特有の円蓋バシリカ様式であり、6つのドームと3つの後陣を持つ。そのドーム形天井を4本の柱が支えている構造。
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