カイディン帝廟内部の装飾と黄金の座像

歴代の皇帝は中国式の庭園を造ってきたが、この皇帝は庭園は造らずに建物の中身に力を注いでいる様子がよく分かる。 内部の壁には全面、漆喰細工や金箔、竜のモザイクなどで装飾され、見事な空間を造りだしている。そのモザイクの材料が面白く、陶器やガラスを細かく割ったものを漆喰に埋め込んで制作されている。

玉座に座った金箔で施された座像はカイディン帝の等身大の像で、フランスから贈られたもの。 この下に皇帝の遺体が安置されている。

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