サン・マルコ広場 Piazza San Marco

幅80m、置行きが175m、祭りや政治的な行事が行われてきたこの広場は、ナポレオン・ボナパルトが「世界で一番美しい広場」と絶賛したと言われる。
サン・マルコ大聖堂を正面に見て左側は旧行政庁。共和国の政治を担当した財務官たちの住居兼事務所として使われた。しかし、財務官の仕事が増えたことで手狭となり、向かい側(サン・マルコ大聖堂を正面に見て右側)に新行政庁が建てられた。

そして旧行政庁と新行政庁を繋ぐ棟がナポレオン翼。実はこの棟、ヴェネツィア共和国の時代には教会などが建っていたが、共和国崩壊後の1800年前半にナポレオンがそれらを取り壊し、舞踏会などの会場として建てさせたもの。実際、1800年以前に描かれたサンマルコ広場の風景画にはナポレオン翼が無く、以前の教会などが描かれている。現在この棟はコッレール美術館になっており、ドゥカーレ宮殿の入場券で入ることができる。

サンマルコ広場の観光